ソニーは2017年4月13日、デザイン志向の製品群「Life Space UX」を家具や雑貨と組み合わせて展示・販売するインテリアショップ「Life Space Collection 表参道」を期間限定で出店すると発表した。室内のインテリアにこだわりを持つ消費者をターゲットに、4月15日から6月30日まで東京・表参道で営業する。

 ソニーのポータブル短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を活用した16種類の生活空間を提案するほか、米家電見本市「CES 2017」で参考出展した4Kプロジェクターのコンセプトモデルも展示する。同モデルは日本初公開となる。

ポータブル短焦点プロジェクター「LSPX-P1」で、テーブルに映像を投影する
ポータブル短焦点プロジェクター「LSPX-P1」で、テーブルに映像を投影する
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 Life Space UXは、居住空間に調和することをコンセプトにソニーが提案する製品群。店舗では主にポータブル短焦点プロジェクターの活用例を紹介し、寝室の天井やリビングの壁に映像を投影する室内空間をインテリアと共に展示する。これらの室内展示は家具や雑貨を販売するアクシスが担当し、訪問客は製品と家具の組み合わせを店舗で一括購入することもできる。

天井をスクリーンにすることもできる
天井をスクリーンにすることもできる
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 店舗奥では、4Kの解像度を持つ短焦点プロジェクターのコンセプトモデル「新 4Kプロジェクター -it’s all here-」を展示する。公開期間は2017年4月15日から4月21日の一週間。コンセプトモデルのため、詳しい仕様や価格、発売時期は未定という。

 4Kプロジェクターの展示では、映像コンテンツの視聴だけでなく、高い解像度を利用して音楽のジャケット写真や書籍の表紙を一覧表示し、選択できるデモを見せる。

4K短焦点プロジェクターで音楽のジャケット写真を一覧表示する
4K短焦点プロジェクターで音楽のジャケット写真を一覧表示する
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 「コンテンツとの偶然の出逢いにつながる。レコメンドなど既存のユーザーインタフェースへの挑戦だ」と、ソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏はデモのコンセプトについて語る。「リビングにいながら、まるで書店にいるかのように多くの表紙から一冊を選ぶような体験を実現したい」(斉藤氏)。来店する顧客からフィードバックを集め、4Kプロジェクターで提供できるサービスを詰めていく考えという。

ソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏(中央)
ソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏(中央)
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