サイバートラストは2017年4月13日、同社と北海道大学発のベンチャー企業であるミルウス、広島市立大学、デジオンの4者が共同開発する「健康情報通帳“miParu”」に、IoT機器やサービスを安全に利活用できる認証サービス「セキュアIoTプラットフォーム」を提供すると発表した。

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 健康情報通帳“miParu”は、ミルウスが提唱する健康情報管理プラットフォーム。多様なセンサーで測定した健康情報を、SeeQVault規格メモリーカードなどセキュアな情報保護が可能な記録媒体に改ざん不可のマスターデータとして蓄積。医療機関など情報のコピーを希望する相手に著作権保護機能による有効期限付きパケットとして配付する。データを匿名化してビッグデータ活用も可能。

 今回サイバートラストが提供したセキュアIoTプラットフォームは、電子署名法とWebTrustに準拠した国内のデータセンターによる公開鍵基盤(PKI)により、「いつ」「どこで」「何が」「誰が」といった多角的な認証による真正性、暗号化による機密性の確保、電子署名による改ざん防止と安全性を一括提供する。

 健康情報通帳“miParu”では、セキュアIoTプラットフォームが各種センサーなどのIoT機器を確実に特定した対象であることを保証することで、個人の健康情報データなどの収集、蓄積、送信、管理を高いセキュリティ環境で効率的に行える。なお、健康情報通帳“miParu”は、東京ビッグサイトで4月19~21日に開催される「MEDTEC Japan 2017」に出展する予定。

サイバートラストのWebサイト