米J.D. Powerが現地時間2017年4月6日にまとめた米国におけるタブレット端末の顧客満足度調査によると、米Microsoftが米Appleを抜き、総合首位に立った。Microsoftは特に「機能」と「スタイリングおよびデザイン」で高い評価を得た。

 Microsoftの総合顧客満足度は855点(1000点満点)と最も高く、次いでAppleが849点、韓国Samsung Electronicsが847点と続いた。

 機能面でMicrosoftは「豊富なインストール済みアプリケーション」「インターネットの接続性」「メーカーサポートの多様なアクセサリー」項目の評価が他社より高かった。スタイリングとデザインに関しては、「サイズ」「素材品質」「魅力的なデザイン」で1位だった。

 所有する端末の平均ディスプレイサイズはMicrosoftユーザーが最も大きく「11.8インチ」だった。ディスプレイサイズが大きいほど満足度が高まる傾向が見られ、10インチ以上のサイズでは満足度が平均869点、8~10インチは850点、8インチ未満は824点だった。

 Microsoftユーザーはアーリーアダプターの傾向が強く、51%が「仲間や友達の中でも真っ先に新しい技術製品を試す方だ」と答えている。全体的に、アーリーアダプターの満足度(平均879点)は、そうでないユーザー(平均816点)より高い。

 対象メーカーすべてを含めたタブレット端末の満足度は平均841点で、前年の調査と比べ21ポイント上昇した。端末を選ぶ基準のトップは「価格」と「過去の経験」(いずれも22%)、これに「評判」(19%)が続いた。

 調査は、タブレット端末購入後1年未満の米国消費者を対象に2016年10月~12月に行い、2238人から回答を得た。性能、操作性、機能、スタイリングおよびデザイン、価格の5項目について尋ね、J.D. Power and Associates独自の指標を用いて測定した。

Credit: J.D. Power
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