米Facebookは現地時間2017年4月5日、「リベンジポルノ」と呼ばれる悪質な行為を防止するため新たなツールを実装すると発表した。本人の承諾を得ない親密な画像が「Facebook」および「Messenger」「Instagram」上で共有されないようにする。

 ユーザーは本人の同意を得ずに共有されたとみられる親密な画像を見つけたら、下向き矢印をタップして「Report」を開き、Facebookに報告する。

 トレーニングを受けた専門チームが報告された画像を調べ、コミュニティ規定に違反していれば削除する。ほとんどの場合、そのような画像を投稿したアカウントを停止する。

 さらに画像マッチング技術により、削除されたことのある画像を誰かが共有しようとすると、利用規約違反にあたることを知らせる警告が表示される。

 ツール開発にあたっては、家庭内暴力(DV)撲滅を目指す米National Network to End Domestic Violence、リベンジポルノ防止に取り組む米Cyber Civil Rights Initiativeや英Revenge Porn Helplineなどから助言やフィードバックを得たという。

 またFacebookは、複数の安全対策組織と協力してリベンジポルノの被害者をケアするサポートやリソースなども提供するとしている。

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