パテントプールライセンスを管理するアルダージは2017年4月3日、IPTVおよびケーブルテレビの4K・8K放送の標準規格に関する必須特許の募集を行うことを発表した。

 アルダージは衛星放送による4K・8K放送の標準規格に関する必須特許については既に募集を行っており、現在ライセンス実施に向けた準備を進めている。今回の募集では、4K・8K放送のライセンス範囲をIPTVおよびケーブルテレビにも拡大する。多数の特許権者が所有する必須特許を一括でライセンスする仕組みを作り、4K・8K放送の普及促進を目指す。

 標準規格に必須であるかどうかの判定は、日本知的財産仲裁センター(JIPAC)が行う。アルダージは2017年4月3日付のニュースリリースを通じて、IPTVフォーラムもしくは日本ケーブルラボが策定した標準規格に規定された機能および効用の実現に必須と思われる日本特許を保有する事業者などに対し、「必須判定を希望する場合は2017年6月30日までにJIPACに申し立ててほしい」と呼び掛けている。

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