JOCDNは、インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本テレビ放送網、テレビ朝日ホールディングス、東京放送ホールディングス、テレビ東京ホールディングス、フジテレビジョンの在京民放5社、在阪、在名の民放10社(合計16社)を引受先とする第三者割当増資を同日付で実施したと発表した。

 JOCDNは、IIJと日本テレビの合弁会社として2016年12月1日に設立された。国内向け動画配信プラットフォームとしてCDN(Content Delivery Network) サーヒス提供などの展開を目指している。社名のJOCDNの由来は、日本の放送局に割り当てられるコールサインの頭文字である「JO」と「CDN」を組み合わせたものである。

 今回の第三者割当増資により、経営基盤を強化し、放送局や動画配信事業者に対して高品質でコストパフォーマンスに優れたCDNサービスを提供していく。さらに、民放各社やIIJの協力のもと、日本の放送通信インフラを支える技術開発を推進する。

 今回の増資により、JOCDNの資本金と資本準備金の合計は7億1000万円になった。増資後の出資比率は、IIJが20%、在京民放5社がそれぞれ14%、在阪、在名の民放10社がそれぞれ1%である。民放各系列で、出資比率は均等となった。

表●株主構成と出資比率
表●株主構成と出資比率
(発表資料から)
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