日本IBMは2017年4月にも、サポートデスク業務を支援する「Workplace Support Services with Watson」の日本語版を販売開始する。質問応答システム「Watson」を活用し、社内ユーザーの問い合わせに自動で回答する仕組みを提供。業務効率化を目指す企業に売り込む。

　Workplace Support Services with Watsonは、「チャットボット」機能を提供するサービス。あらかじめQA集を蓄積しておけば、チャットなどでの質問に対し、自動で回答を返す。やり取りを繰り返すことで、回答精度を高めることも可能だ。サポートデスク業務の効率化を支援すると同時に、時間帯に縛られない問い合わせ対応を実現してサポートサービスの品質を高める効果もあるという。音声認識の仕組みを導入すれば、電話などでの問い合わせにも対応できる。

　日本IBMは、オンプレミスとクラウドの両方でサービスを提供する。マルチデバイス対応しており、Windows端末やアップル端末など様々な機器からの質問を受け付けられる。