フォトメッセージングサービス「Snapchat」を運営する米Snapは現地時間2017年3月31日、同じイベント会場などにいるユーザー同士が写真および動画メッセージを投稿しあえる「Our Story」に検索機能を実装したと発表した。米国の一部都市で同日より利用可能にする。

 Snapchatは、ユーザーが「My Story」に写真および動画メッセージを投稿することで友達と最長24時間共有できる「Stories」機能を2013年10月に開始。その後、Storiesの利用をコミュニティに拡大するOur Storyを追加した。

 Our Storyに投稿された多数の写真および動画はSnapchatの専用チームがキュレーションを行っていたが、投稿が膨大な数に増えたためキュレーションチームの手に負えなくなった。そこで、機械学習技術などを利用して、コンテンツの内容を認識する新たな手法の開発に取り組み、その結果、Our Storyから100万以上のストーリーを検索できるようにしたという。

 ユーザーは、応援している地元バスケットボールチームのチーム名で検索して一連の試合の写真および動画を視聴したり、お気に入りのバーの店名を検索して店内の様子を見たり、ファッションショーやかわいい子犬などのストーリーを閲覧したりできる。

 米TechCrunchの報道によると、新たな検索機能で表示されるコンテンツの一部は24時間制限が解除され、最大数週間、場合によっては数カ月保存されるものもあるという。

 なお、Snapchatの競合メッセージングサービスである米Facebookの「Messenger」や傘下の「WhatsApp」、さらに「Instagram」がStoriesと同様の機能を実装している。また、Facebookアプリケーションも先週、同機能の導入を発表した。

[発表資料へ]