米Googleは現地時間2017年3月28日、人工知能(AI)ベースのデジタルアシスタント「Google Assistant」を搭載したスピーカー「Google Home」で操作可能な家庭用デバイスが拡大したと発表した。

 新たにGoogle Homeに対応したのは、照明などの家庭内デバイスを遠隔操作可能にする米Best Buyのプラグ「Insignia Wi-Fi Smart Plug」をはじめ、米LIFXのWi-Fi搭載LED電球、中国TP-LINK(普聯技術)のスマートホームスイッチ、米Winkのスマートホームコントローラー。これらはGoogle Homeのほか、Googleのスマートフォン「Pixel」など、Android搭載スマートフォンのGoogle Assistantからも操作できる。

 米CNETによると、上記4ブランドに加え、スイスLogitech Internationalの「Harmony」リモコンや、スマートロック「August」、スプリンクラーシステム「Rachio」、スマートホームシステム「Vivint」など、合計12ブランドがGoogle Homeに対応した。

 これまでGoogle Homeと連携できたのは、Google傘下のNest Labsの製品、オランダRoyal PhilipsのLED照明「Philips Hue」、韓国Samsung Electronicsのオートメーション機器「SmartThings」、米Belkinの電源器具「WeMo」、米Honeywellの電子制御システムなどに限られていた(米The Verge)。

 またGoogleは同日、Google Homeを英国で4月6日に発売すると発表した。希望小売価格はGoogle Homeが129ポンド。家庭内のWi-Fi環境を最適化するルーター「Google Wifi」も同時に英国で展開する。希望小売価格は1個129ポンドで、2個セットでは229ポンド。いずれも「Google Store」のほか、家電小売り販売の英Argos、英Currys、英John Lewisなどで販売する。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]