米Facebookは現地時間2017年3月27日、メッセージングアプリケーション「Messenger」に、現在地をリアルタイム共有する機能「Live Location」を追加すると発表した。iOS版およびAndroid版で段階的に世界で利用可能にする。

(出所:米Facebook)
(出所:米Facebook)
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 これまで実施していた同機能のベータテストでは、友達との待ち合わせに便利との声が寄せられたという。待ち合わせ場所に向かっているときにリアルタイムで現在地を共有すれば、あとどれくらいで到着するか相手が確認できる。あるいは、帰宅する途中であることを家で待っている家族やルームメイトに知らせられる。

 同機能を使うには、チャット画面の「Location(位置情報)」アイコンをタップするか、「More(…)」メニューからLocationを選ぶ。現在地を示す地図が表示されるので、青いボタンをタップすると60分間だけ現在地がリアルタイムで共有される。「Stop Sharing(シェアを停止)」をタップすれば、いつでも共有を終了できる。

 現在地を共有している間は小さいタイマーが表示され、共有時間が残り何分か分かる。同機能は相手が1人でもグループでも利用できる。

 リアルタイムの現在地のほか、特定の位置を共有することも可能。LocationアイコンをタップするかMoreメニューからLocationを選んだのち、赤いピンをタップして位置を検索する画面に移動する。待ち合わせ場所にしたいコーヒーショップなどを探して指定し、送信する。

 なお米Googleも先週、「Google Maps」アプリケーションで現在地をリアルタイム共有する機能を発表している。

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