三菱電機ビルテクノサービスは2017年3月24日、中小規ビル向けのクラウド型セキュリティサービス「おてがるっく」を4月1日から提供すると発表した。初年度2000件の導入を見込む。

 おてがるっくは、三菱電機の監視カメラシステム「MELOOK(メルック)3」と同社製の入退室システム「MELSAFETY-Px(メルセーフティ―・ピーエックス)」を、三菱電機ビルテクノサービスが新たに開発した通信装置「ファシリティゲートウェイ」と相互に接続・連携させている。

新たに開発した「ファシリティゲートウェイ」(左)。重量は0.5キログラム以下(電源アダプターを含まず)
新たに開発した「ファシリティゲートウェイ」(左)。重量は0.5キログラム以下(電源アダプターを含まず)
(撮影:下玉利 尚明、以下同じ)
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 監視カメラは利用者が設定した日時や入退室管理システムからのアラーム発生をトリガーに、前後30秒ずつ合計1分間の映像を記録。ファシリティゲートウェイを経由して三菱電機ビルテクノサービスのファシリティセンターに保存する。

 ビルやテナントのオーナーといった利用者には、アラームとともにメールで通知。利用者がスマートフォンやタブレット端末で専用Webサイトにログインすると、ファシリティセンターに保存された映像をフルHD(30fps)の高画質映像で確認できる。

スマホで専用Webサイトにアクセスすると、映像とアラームの一覧が表示される
スマホで専用Webサイトにアクセスすると、映像とアラームの一覧が表示される
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フルHDの映像のデモ。滑らかで鮮明な映像が確認できる
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