米Intelは現地時間2017年3月23日、人工知能(AI)関連の取り組みを集約する新部門「Artificial Intelligence Products Group(AIPG)」の設立を発表した。

 AIPGは、全社にわたる技術、研究、ソフトウエアなどのリソースを組み合わせたAIポートフォリオの開発に注力する。AIに最適化したハードウエアとソフトウエアで構成されるAIプラットフォーム「Nervana」の拡充を図る。

 また、応用AI研究所を設置し、AIの将来世代に向けた革新的なアーキテクチャとアルゴリズムのアプローチを模索する。データセンターからエッジデバイスを含むさまざまなソリューションを対象とする。

 AIPGの責任者には、Intelが昨年買収した米Nervana Systemsの最高経営責任者(CEO)だったNaveen Rao氏が就任する。

 Rao氏はまた、技術業界と協力してAIの標準策定を進めたいとしている。最終的にAI活用のコストを下げ、大企業や政府、研究組織にとどまらず、より多くの人々がAIを手軽に利用できるようにすることを目指すという。

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