米Microsoftがノートパソコン「Surface Book」の新モデルを量産開始したとする台湾ITメディア「DigiTimes」の情報を、複数の米メディア(ForbesThe VergeBusiness Insiderなど)が現地時間2017年3月16日に報じた。

 DigiTimesがサプライチェーン関係者から得た情報によると、Microsoftは3月末か4月に「Surface Book 2」を発表する見通しという。Surface BookはMicrosoftが2015年10月に発売した同社初のノートパソコンで、ディスプレイ部を取り外して高性能タブレット端末として使用できる。

 新モデルは、既存モデルの2-in-1型からクラムシェルタイプのデザインに変更する予定。既存モデルと同じ13.5インチディスプレイを搭載し、きょう体にアルミマグネシウム合金を採用する。

 新モデルの希望小売価格は約1000ドルから。既存モデルの価格帯は1499~3199ドルだった。Microsoftは最近、最小構成を1299ドルに引き下げており、新モデル投入の準備だと噂されている。

 DigiTimesは、既存モデルの2016年の出荷台数が推計50万台にとどまったのは、価格が高く、2-in-1型のデザインが「Surface Pro」と重複していたからと分析している。さらに新モデルによってこれらが見直しされ、2017年の出荷台数は120万~150万台にのぼるとの関係筋の予想を伝えている。

 なお米IBTimesは、Digitimesの情報は当たることもあれば外れることもあり、「正確性にむらがある」と一言付け加えている。