HR(ヒューマンリソース、人的資本)テック大手である米コーナーストーン オンデマンドの日本法人は2017年3月10日、日本企業向けにコンサルティングサービスを提供する新部門を設立した。顧客企業がグローバルにビジネスを展開したりクラウドサービスを活用したり、専門分野で人事が必要になったりした場合に、経営や人材育成の戦略立案を支援する。

 日本法人のコーナーストーン オンデマンド ジャパンは、2017年の経営戦略の柱として、顧客満足度の向上や新規市場の開拓を挙げる。特に、グローバルでのビジネス展開を目指す企業や、製造業や流通、金融分野の企業など、人事管理が難しい業界に注力する計画だ。経営や人事のコンサルティングサービスを提供する部門として、「アドバイザリー・ボード」を新設した。

 今回、同社はコンサルサービスを提供するため、グローバル企業で人事管理やクラウドビジネスなどを担当してきた人材を採用し、アドバイザリー・ボード・メンバーに加えた。具体的には、米インタービジネス コーポレーションの野口芳延 社長 兼 CEO(最高経営責任者)とセールスフォース・ドットコムの宇陀栄次 元社長、日立総合経営研修所の山口岳男 元社長である。

コーナーストーン オンデマンド ジャパンが設立したアドバイザリー・ボードのメンバーと飯島淳一 カントリー・ゼネラルマネージャー。(左から宇陀栄次氏、野口芳延氏、飯島淳一氏、山口岳男氏)
コーナーストーン オンデマンド ジャパンが設立したアドバイザリー・ボードのメンバーと飯島淳一 カントリー・ゼネラルマネージャー。(左から宇陀栄次氏、野口芳延氏、飯島淳一氏、山口岳男氏)
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 コーナーストーン オンデマンド ジャパンの飯島淳一 カントリー・ゼネラルマネージャーは、「グローバルでのビジネスには統一した人事プラットフォームが必要になる。経営に直結するタレントマネジメントを、当社のサービスとアドバイザリー・ボードで支援していきたい」と話した。

■変更履歴
記事公開時、アドバイザリー・ボード・メンバーの活動内容に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2017/03/14 16:40]