日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2017年3月9日、小規模システム向けサーバー「HPE ProLiant Thin Micro TM200」を販売開始したと発表した。オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドIT環境を想定した製品で、設置性に優れたコンパクトなきょう体を採用した。

HPE ProLiant Thin Micro TM200
HPE ProLiant Thin Micro TM200
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 クラウド連携を前提としたコンパクトサイズのサーバーで、スタンドや壁掛けなどの設置オプションを用意し、利用シーンに応じてさまざまなスタイルで設置できる。本体寸法は高さ49.5×幅254×奥行き254mm、重さは約2.83kg。

 その一方で、同社サーバー製品向け管理チップ「Integrated Lights-out 4(iLO4)」を搭載。リモート管理や電力管理のほか、サーバーの導入、運用(監視)、保守といったライフサイクル全般に管理機能を提供し、オンプレミスサーバーに必要とされる信頼性や管理性を実現した。

 対応OSは、Windows Server 2016 Hyper-V/Essentials/Standard/Datacenter、Windows Server 2012 R2 Hyper-V/Foundation/Essentials/Standard/Datacenter、Red Hat Enterprise Linux 6.8/7.2以降、VMware vSphere 6.0 U2以降。仮想化ハイパーバイザーをサポートし、クラウド連携ソフトウエアに柔軟に対応できる。

 希望小売価格(税別)は、4コアのインテルXeon D-1518搭載モデルが17万1000円から、8コアのXeon D-1537搭載モデルが21万2000円から。いずれも標準8GB(最大64GB)のメインメモリー、ディスクレス(3.5型ドライブ2台搭載可能)の構成。

製品情報
日本ヒューレット・パッカードのWebサイト