ニールセン デジタルは2017年3月7日、主要SNSやコミュニケーションアプリの利用状況の調査結果を発表した。それによると、「LINE」はスマートフォン利用者の約80%にあたる4807万人が利用しており、半年前の2016年7月調査から8%増と、継続して利用者を伸ばしていることが分かった。

(出所:ニールセン デジタル)
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 また、顔認識や写真加工、スタンプ機能を取り込んだ動画コミュニケーションアプリ「スノー SNOW」の利用者が408万人まで拡大。2016年7月(322万人)と比べて27%増と、SNSやコミュニケーションアプリの中で最も高い増加率を示した。

 LINEとSNOWの性年代別構成は、LINEは男女各年代で均等に利用者がいた。その一方、SNOWは34歳以下の女性が過半数を占めた。同様に1セッションあたりの利用時間を3カ月前と比較すると、LINEは2%減とほぼ横ばい、SNOWは11%増と増加傾向にあった。

(出所:ニールセン デジタル)
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 同社によると、SNOWの利用者規模と属性割合は、2年前(2015年1月)の「Instagram」(利用者数479万人、34歳以下女性の割合49%)と酷似しているという。今後は、2年前のInstagramと同様に他の層にどれだけ利用者を広げていくかが、SNOWの利用者拡大のポイントになると指摘する。

ニールセン デジタルのWebサイト