アシストは2017年3月6日、仮想ブラウザーでインターネット接続することで、外部の攻撃からローカル端末を保護する「ダブルブラウザ・ソリューション」向けに、使い勝手を向上する「URL自動判別オプション」(開発元:インフォメーション・ディベロプメント)を同日から提供開始したと発表した。

 ダブルブラウザ・ソリューションは、イスラエルEricom Softwareの仮想ブラウザー製品「Ericom Connect」および「Ericom Blaze」を基に開発した製品。イントラネット接続にはローカルのWebブラウザー、インターネット接続には仮想ブラウザーを使うで、標的型攻撃やランサムウエアといったサイバー攻撃から重要情報やIT資産を保護する。

 今回提供開始したURL自動判別オプションは、メールなどのアプリケーション内や、ブラウザー内のURLをクリックした際に、接続先に合わせて適切なブラウザーを自動的に起動できる。従来はPCのデスクトップ上にローカルブラウザーと仮想ブラウザーのアイコンを配置し、ユーザー自身が接続したいURLをコピー&ペーストする必要があった。作業の手間を減らして、ユーザーの利便性を高めた。

 同オプションを利用するには、同時接続無制限の大規模環境向けEricom Connect 7.5.2以上が必要で、同時接続100までの中小規模環境向けEricom Blazeは対応しない。また、当初はWindows版のみ提供し、Linux版は2017年夏に対応予定。ライセンス価格は1システム30万円。年間メンテナンス料金は10~499ユーザー10万円から(いずれも税別)。