大日本印刷(DNP)は2017年3月3日、国内の電子マネーなどで普及しているFeliCa決済サービスと、VISAやMasterCard、JCBなどの国際ブランドが推奨する非接触決済を両方利用できる非接触ICカードを開発したと発表した。今春から販売する。

 ソニーが開発したICチップを搭載し、その上に国際ブランドが推進するISO/IEC14443 TypeA方式のOSと、国内で普及するFeliCa方式のOSを構築した。二つの非接触決済サービスを一つの通信用アンテナで利用できる。

 DNPは、今回開発したICカードを国内外の金融機関に販売し、今後3年間で20億円の売り上げを目指す。東京ビッグサイトで3月7~10日に開催される「リテールテックJAPAN2017」のDNPブースで同製品を出品する。

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