LINEは2017年3月2日、独自のクラウドAI（人工知能）基盤「Clova」を発表した。今後Clovaを搭載したアプリ「Clova App」を提供する。2017年夏にはClova搭載のスマートスピーカー「WAVE」を日本と韓国で発売予定だ。2017年冬にはスマートディスプレイ「FACE」の発売も予定しているという。
Clovaの概要
（出所：LINEのリリース、以下同じ）
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ClovaはLINEと韓国NAVERが共同開発プロジェクトとして研究開発を進めているAI基盤だ。中核は「Clova Interface」と「Clova Brain」の二つで構成される。Clova Interfaceは人間の五感の役割を果たす。音声合成をする「Clova Voice」や、画像認識・顔認識をする「Clova Vision」などがあり、今後はその他の五感にも対応していく。
Clova Brainは人間の頭脳に該当し、自然言語理解や言語翻訳処理、文書やコンテンツなどを推薦するレコメンドエンジンなどで構成される。Clovaと各種機器やアプリをつなぐ「Clova Interface Connect」や、Clova Brainを機能拡張する「Clova Extension Kit」なども備える。当初はClovaにつなぐアプリや機器を自社開発するが、今後はパートナーとの共同開発やサードパーティーへの基盤開放を計画している。
Clovaを搭載したWAVEは、話かけると音声での会話ができるスマートスピーカーだ。ニュースや天気、コマース、翻訳などのサービスに加え、音声による家電の操作なども利用可能としている。
Clova搭載のスマートスピーカー「WAVE」
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2017年冬に発売予定のスマートディスプレイ「FACE」
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