キヤノンITソリューションズは2017年3月1日、セキュリティ製品「GUARDIANWALL」のブランド刷新を発表した。第1弾製品としてメールフィルタリングソフトを3月27日から提供開始する。販売体制も強化し、関連製品とサービスを含めた売り上げを2020年に100億円にする。

 「GUARDIAN」シリーズは同社が開発した情報漏洩対策ソリューション。これまでは、大規模ユーザー向け、小規模ユーザー向け、サービス事業者向けなどでシリーズ名が異なっていた。今後は、それらのセキュリティ製品やサービスをGUARDIANWALLという統一ブランドで販売する。ロゴも刷新した。

これまでの製品、サービスを今後は統合ブランドで展開する
これまでの製品、サービスを今後は統合ブランドで展開する
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 GUARDIANWALLブランドとして初めて出すのは「GUARDIANWALL Mailファミリー」。 GUARDIANWALL Mailファミリーは、マルチテナント、マルチリンガルに対応する点が特徴だ。メールの誤送信を防ぐ「MailFilter」、添付ファイルの自動暗号化や宛先の強制Bcc変換などの機能を備える「MailConvert」、監査などのためにメールを保存する「MailArchive」、それらをまとめた「MailSuite」から成る。

「GUARDIANWALL Mailファミリー」を3月27日から提供開始する
「GUARDIANWALL Mailファミリー」を3月27日から提供開始する
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 仮想アプライアンス版で100ユーザーの場合の価格(税別、初年度)は、MailFilterが40万5000円、MailConvertが20万4000円、MailArchiveが47万7000円、MailSuiteは77万4000円。2年目以降の更新価格は初年度の半額。より安価なアカデミック・ガバメントライセンスもある。