日本電通、NDIソリューションズ、NNC、四国システム開発から成る日本電通グループ4社は2017年2月28日、IBM Watsonを活用した法人向けチャットボットソフト「CB1(シービーワン)」を発表した。3月から販売する。

チャットボットソフト「CB1」の概要
チャットボットソフト「CB1」の概要
(出所:NDIソリューションズ)
[画像のクリックで拡大表示]
チャットボットソフト「CB1」の利用イメージ
チャットボットソフト「CB1」の利用イメージ
(出所:NDIソリューションズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 オンライン接客やカスタマーサポートなどの問い合わせ対応業務を中心に、各種の業務に利用できる。ソフトウエアのライセンス費用(税別)は、問い合わせに自動で応対する標準機能が月額48万円から。日本電通グループは2017年2月から、グループ企業でCB1を利用しているという。

 問い合わせに対して自動で応答するチャットボット機能を標準提供する。オプションで、基幹システムと連携した業務の自動化や、顧客の声の分析による製品サービスの改善などへと活用範囲を広げられる。蓄積した問い合わせデータを必要に応じて学習させることによって、より精度の高い回答が得られるようになるほか、有効な分析に活用できるようになる。

 チャットボットの画面は、標準では専用のWeb画面を提供する。既存システムへの組み込みなど、必要に応じてシステム構築やカスタマイズも請け負う。今後は、オムニチャネルへの対応として、LINEやFacebook Messengerといったクラウド型のチャットサービスを介して利用できるようにする予定。