スポーツ映像の有料配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を手掛ける英パフォームグループは2017年2月27日、26日に発生したJリーグの試合映像の配信障害について経緯を公表した。

英パフォームグループが公表した映像配信障害の経緯
英パフォームグループが公表した映像配信障害の経緯
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 26日に障害が生じたのは2試合のライブ配信。J1のガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府戦で試合開始前の16時50分から、J2の愛媛FC対ツエーゲン金沢戦で試合終了間際の16時47分から、画面上がバッファリング状態になり視聴ができなかった。さらに22時50分以降、J2リーグ全試合の見逃し配信が視聴できない事態も判明。同グループは代替手段として他の動画サイトなどを通じて試合映像を配信した。

 パフォームグループは今回の障害について、指定時間にライブ配信を開始・終了するスケジューリングシステムの不具合に起因していると見ている。スタジアムの中継映像は問題なくDAZNの映像配信基盤に届いていたとする。

 復旧に時間がかかった点については「非常に稀な事象であったため即時復旧に至らず時間を要した」と説明している。今回の問題に関する顧客対応は、詳細が決まり次第改めて連絡するという。

 DAZNではJリーグ開幕初日となった2月25日にも一時、映像が正常に配信されない状態が発生。26日とは原因が異なると見られ、現在調査中という。