中国Lenovo Group(聯想集団)傘下の米Motorola Mobilityは現地時間2017年2月26日、米Amazon.comと提携し、自社のスマートフォンにAmazon.comの音声アシスタントサービス「Alexa」を組み込むと発表した。

 まずは、2016年に発売した旗艦モデル「Moto Z」シリーズの拡張モジュールとして提供し、その後ほかのスマートフォンでも利用できるようにするとしている。

 Moto Zシリーズは「Moto Mods」と呼ばれる、スマートフォン本体背面にマグネットで装着する専用モジュールを利用できるのが特徴。Motorolaは同日バッテリー関連の新モジュールや、Moto Zをモバイルゲーム機として利用するためのモジュールなどを発表したが、併せてAlexa用のモジュール「Alexa Moto Mod」も発表した。ただし、同Alexa用モジュールや、ほかのスマートフォンへのAlexaの統合については具体的な時期を明らかにしていない。

 Amazon.comのAlexaについては、親会社のLenovoが2017年1月に、Amazon Echoに似たアシスタント端末「Lenovo Smart Assistant」を同年5月に発売すると発表している。またLenovoやMotorolaの競合である中国Huawei Technologies(華為技術)は同じく1月に、旗艦モデル「Mate 9」の米国版でAlexaを採用すると発表しており、今回のMotorolaのAlexa導入は、これらに続くものとなる。

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