ヴイエムウェアは2017年2月24日、戦略説明会でLGWAN(総合行政ネットワーク)接続とインターネット接続を分離する地方自治体のネットワーク構築案件の受注好評ぶりをアピールした。同社によれば47都道府県のうち、34自治体でネットワーク分離のシステム構成が決まっており、その7割に当たる24自治体が同社製品を導入するとした。

自治体でのヴイエムウェア製品採用をアピールするジョン・ロバートソン代表取締役社長
自治体でのヴイエムウェア製品採用をアピールするジョン・ロバートソン代表取締役社長
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 さらに、そのうちの約半数が、ソフトウエアでネットワークを操作するための仮想化ソフト「NSX」を導入するとした。ジョン・ロバートソン代表取締役社長は「NSXの本格的普及はこれから。ネットワーク関連の技術者を日本でも増やしている」と話した。2017年はIoT(インターネット・オブ・シングズ)向けに、汎用サーバーでネットワーク機能を実現するNFV(Network Functions Virtualization)の開発にも取り組むという。

2017年の注力項目を説明するロバートソン社長
2017年の注力項目を説明するロバートソン社長
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