バーコードラベルプリンターなど自動認識機器大手のサトーホールディングスは2017年2月22日、同社が展開するIoT(インターネット・オブ・シングズ)技術を活用した保守サービス「SOS(サトーオンラインサービス)」を拡充した。同日から、新たに「資産管理」「ライセンス」の機能を追加(画面)。プリンターから収集したデータを生かして、顧客や販売代理店との関係を強化する狙いがある。

画面●「SOS(サトーオンラインサービス)」の「資産管理」機能。プリンターの稼働状況データを集計・分析できる
画面●「SOS(サトーオンラインサービス)」の「資産管理」機能。プリンターの稼働状況データを集計・分析できる
(出所:サトーホールディングス)
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 SOSはサトーが2015年8月に始めたサービス。顧客企業の工場や倉庫などに設置されたプリンターの稼働データをクラウド上に集約し、保守点検や顧客サポートに生かす。

 新たに追加された「資産管理」機能では、顧客企業が組織単位や設置先単位で、印刷量(走行距離)やカッター作動回数などのデータを集計・分析できる。「ライセンス」機能では、サトーの販売代理店に対して稼働状況データを提供し、販売店による顧客サポートを支援する。