アドバンスソフトウェアは2017年2月22日、JavaプログラムからExcelファイルを生成できる開発コンポーネント「ExcelCreator for Java」の出荷を開始した。同コンポーネントを組み込んだWebアプリケーションを開発すれば、Webアプリ側でExcelファイルを新規に作成したり、既存のExcelファイルを読み込んで処理を施したりすることが可能になる。

ExcelCreator for Javaの利用イメージ
ExcelCreator for Javaの利用イメージ
(出所:アドバンスソフトウェア)
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 Excelファイルを生成するJava向けのコンポーネントには、オープンソースソフトウエアのApache POIがあるが、ExcelCreator for JavaではApache POIよりも高速にExcelファイルを生成できるという。例えば、100万セル(1万行×100列)にランダムな数値を書き込む処理は、4秒程度で終了するという。

 また、Javaプログラムからシートの追加や削除、図を含んだシートのコピー、図やオートシェープの挿入も可能。さらに、Apache POIを使うよりも、記述するコードを短くできる。

 対応するJava環境は、JDK 7.0/8.0。価格は、開発に必要な開発ライセンスの基本パックが4万3200円。運用時に必要なサーバーライセンスが12万9600円(いずれも税込)。