デルは2017年2月22日、都内で法人向けクライアントPCの発表会を開催し、1月のCES 2017に出展した新製品などを日本向けに発表した。

 CES 2017に出展した8Kディスプレイの発表はなかったが、2017年春頃に日本で発売予定があることを明らかにした。ワイヤレス充電に対応した「Latitude 7000 2-in-1シリーズ」(7285)や、トーテムによる操作が可能な「Dell Canvas」については市場の反応を見て、今後検討していくとした。

デルが国内PC市場で3位に、法人向けも堅調

 発表会には、デル 執行役員 クライアント製品本部長 クライアント・ソリューションズ統括本部の田中源太郎氏が登壇。デルの国内PC事業について、「IDCの調査では2016年第4四半期の国内シェアは3位。出荷台数は前年同期比19%増で堅調だ。法人向けノートPCは前年同期比で47%増と、市場全体の伸びを上回った」と好調を語った(写真1、2)。

写真1●デル 執行役員 クライアント製品本部長 クライアント・ソリューションズ統括本部の田中源太郎氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
写真1●デル 執行役員 クライアント製品本部長 クライアント・ソリューションズ統括本部の田中源太郎氏(撮影:山口 健太、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●国内PC市場でシェア3位に
写真2●国内PC市場でシェア3位に
[画像のクリックで拡大表示]

 米国でデルとEMCが合併して2016年9月に誕生したデル・テクノロジーズについては、「クライアントビジネスにもシナジーはある。法人向けクライアント製品にバンドルして販売できるため、中堅中小企業に大きなメリットがある。統合のメリットはすでに出てきている」(田中氏)と語った。