華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2017年2月21日、SIMフリースマートフォンの新ブランド「novaシリーズ」の2機種を発表した。「HUAWEI nova」と「HUAWEI nova lite」で、いずれも2月24日に発売する。

 HUAWEI Device President of Japan & Korea Regionの呉 波氏は21日に開催した説明会で、「若い年齢層に、面白い撮影機能や長い駆動時間、デザインを提供したいと考えた」と話し、「若者に向けた活力ある製品シリーズ」としてnovaを紹介した。

HUAWEI novaを持つHUAWEI Device President of Japan & Korea Regionの呉 波氏(中央)
HUAWEI novaを持つHUAWEI Device President of Japan & Korea Regionの呉 波氏(中央)
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 HUAWEI novaは(1)メタルボディにコンパクトな曲線デザイン、(2)大容量バッテリーと高性能CPU、(3)高性能カメラと美顔セルフィー(自撮り機能)――の3点が特徴のスマートフォン。フルHD(1920×1080ドット)対応の5インチ画面を持ち、サイズ(幅×奥行き×高さ)は約69.1×141.2×7.1mm、重さは約146g。CPUはオクタコアのSnapdragon 625で、RAMは3GB、ROMは32GB。OSはAndroid 6.0を搭載する。デュアルSIMに対応し、LTE+3Gの同時待ち受けが可能だ。バッテリーは3020mAh。

ファーウェイ・ジャパンの「HUAWEI nova」
ファーウェイ・ジャパンの「HUAWEI nova」
(出所:ファーウェイ・ジャパン、以下同じ)
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 800万画素のインカメラを搭載。自然な色合いで美しく撮れる「ビューティーモード」、メーク効果をプレビューで見ながら選べる「メークアップモード」、最適な補正を事前に設定できる「パーフェクトセルフィー」、本体背面の指紋センサーの長押しでシャッターを切れる「ワンハンドセルフィー」などの機能を備える。

 本体背面にある1200万画素のメインカメラは、1.25ミクロンピクセルの高感度イメージセンサーを採用し「低照明の条件でも色鮮やかに撮れるようになった」(同社)という。オートフォーカスも進化させ、「一眼レフでも使われる像面位相差AFと、コントラストAFを組み合わせた高速・正確なオートフォーカスを実現させた」(同社)としている。

 novaの本体カラーはミスティックシルバー、チタニウムグレー、ローズゴールド。市場想定売価は3万7980円(税別)。

 HUAWEI nova liteは、フルHD対応の5.2インチ画面を持つスマートフォンで、サイズは約72.94×147.2×7.6mm。重さは約147g。CPUはオクタコアのKirin655。RAMは3GB、ROMは16GB。OSはAndroid 7.0を搭載する。デュアルSIM(4/3/2G+2G)に対応する。バッテリーは3000mAh。nova liteはMVNOを通じて販売され、価格はMVNOによって異なる。

ファーウェイ・ジャパンの「HUAWEI nova lite」
ファーウェイ・ジャパンの「HUAWEI nova lite」
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 また呉波氏は発表会で、「さらに2つニュースがある」として、HUAWEI Mate 9に新色のブラックを追加して3月10日に販売を開始すること(市場想定売価は税別6万800円)、2月22日に大阪に「カスタマーサポートセンター 梅田店」をオープンさせることを発表した。