米シマンテックは2017年2月21日、グレッグ・クラークCEO(最高経営責任者)の来日に合わせて戦略説明会を開いた。2016年8月に買収が完了した米ブルーコートの製品とウイルス対策ソフトを連携させ、既存顧客を中心に拡販するという。

米シマンテックのグレッグ・クラークCEO(最高経営責任者)
米シマンテックのグレッグ・クラークCEO(最高経営責任者)
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 クラークCEOは「企業や個人が日常的にクラウドを使う現代は、エンドポイントとネットワークの両方でセキュリティが必要だ」と話した。ブルーコートが提供してきたWebセキュリティゲートウエイ装置などをウイルス対策ソフトと連携させ、一括した提供を始めている。中小企業でも導入しやすいWebセキュリティゲートウエイなど、製品の拡充にも取り組む。

 「攻撃者の技術が高度化していて、企業によっては自社でセキュリティの課題に取り組むのが難しくなっている」(クラークCEO)。シマンテックではネットワークやセキュリティ対策状況の遠隔監視といったマネージドサービスや、セキュリティ対策ソフトの操作を自動化するといった取り組みを強化し、使い勝手の良さをアピールするという。