NECソリューションイノベータは2017年2月17日、企業のメンタルヘルス対策を支援する「メンタルヘルスケアサービス」の最新版を2017年3月から提供すると発表した。従来の契約プランに、セルフケア機能を単独で導入できる「セルフケア」プランを追加した。

「メンタルヘルスケアサービス」の画面
「メンタルヘルスケアサービス」の画面
(出所:NECソリューションイノベータ)
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 同サービスは2015年3月に提供を始めたもので、利用実績はSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型とパッケージ型を合わせて、約550社・約85万人という。「セルフチェック」「ラインケア」「セルフケア」「面接支援」の4機能を備え、セルフチェックとラインケア、面接支援の3機能を使える「スタンダード」、全機能使用可能な「プレミアム」の二つのメニューで提供していた。

 今回、セルフケアをWeb教育などで実施する企業などから、より効果的なセルフケアを求める声が増えていることから新プランを追加した。セルフケア機能は、心のケアに効果的とされる認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)をベースとしたCBTスキルツールを活用。ツールからの問い掛けに対して、従業員が困っていることや解決したい問題を入力し、さらにツールが共感やねぎらいを交えながら問い掛けを重ねることで、従業員の気分の改善を促進し、心の負担を軽減するという。

 このほかにも、従業員のストレスチェック結果を集計・分析するラインケア機能では、同サービスを利用する顧客のストレスチェック結果の平均値を3カテゴリ19尺度で業種ごとに表示する機能を追加。自社のストレスチェック結果と同業種の企業などを比較することが可能になる。また、ストレスチェックを推進する実施者・面接医師・産業医を業種・規模などの状況に合わせて紹介する。

 利用料金(税別)は、SaaS型(利用ID400、1年利用の場合)の初期費用が2万円。年間費用はスタンダードが26万000円、プレミアムが35万6000円、セルフケアが21万6000円。パッケージ型(利用ID1000の場合)は、スタンダードが100万円、プレミアムが137万円、セルフケアが80万円。なお、同社が提供する「サービス利用申込みサイト(WEB契約課金システム)」を利用することで、SaaS型利用料のクレジットカード払いが可能。

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