静岡県湖西市は2017年2月16日、「寄附金税額控除に係る申告特例通知書」にマイナンバー記載誤りが発生したと発表した。

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 この通知書は、ふるさと納税による寄付を受けた自治体が、寄付者の自治体に送付する書類の一種。1月27日に全国の当該市区町727カ所へ5853名分の通知書を送付。複数の市町村から通知書記載のマイナンバーが寄附者のものと異なる旨の連絡があったため全件チェックをしたところ、1992名分の誤記載が判明した。

 同市は、通知書を作成するにあたっての事務処理の誤りで、寄附者の住所地がある市区町に対して、他の寄附者のマイナンバーを記載した通知書を送付してしまったという。

 同市では、寄附者の個人情報を表計算ソフトで管理。寄附者の住所地がある市区町に送付する通知書の作成にあたって、当該表計算ソフトの誤操作により、寄附者住所・氏名などの情報欄とマイナンバー欄にズレが生じたため、寄附者のものとは異なるマイナンバーが通知書に印刷された。これに加え、寄附者から提出された申請書と通知書の突き合わせの仕方が悪く、十分な確認ができなかったことが原因だという。

 同市では2月17日、5853名の寄付者に対してお詫び文書を送付予定。また同日、関係する市区町に正しいマイナンバーを記載した通知書を送付予定だという。