米Appleは現地時間2017年2月16日、第28回目となる世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」を米カリフォルニア州サンノゼで6月5日~9日に開催すると発表した。

 会場はクパティーノの新本社から数分のところにある「McEnery Convention Center」で、Appleから1000人以上のエンジニアが参加するとしている。

 開催期間中は、基調講演や交流会、セッション、開発者を対象にしたラボに加え、会場周辺ではWWDCがサンノゼに戻ったことを祝して同市および地元企業と協力した催しも用意するという。

 AppleがWWDCをサンノゼで開催するのは2002年以来となる。2003年~2016年の会場はサンフランシスコだった。Appleは例年、WWDCで各種OSの開発者向けベータ版をリリースし、秋に正式版を公開している。今年のWWDCでは「iOS 11」「macOS 10.13」などが発表されるとみられ、iPhoneの次期モデル(通称「iPhone 8」)に関する情報も期待される(米Computerworld米AppleInsider米CNETなどの情報)。

 チケットの申し込みは太平洋夏時間3月27日午前10時から。抽選方式を採用し、価格は1599ドル。チケットを申し込むには「Apple Developer Program」あるいは「Apple Developer Enterprise Program」に登録している必要がある。

 WWDCの様子は開発者向けサイトの専用ページのほか、iPhone、iPad、Apple TV用アプリケーションでストリーミング配信される。

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