サイオステクノロジーは2017年2月15日、パブリッククラウド上のシステムを監視するクラウドサービス「SIOS Coati(サイオス コーティ)」を発表した。米アマゾン ウェブ サービスの仮想マシンサービス「Amazon EC2」の利用企業向けに2月23日から提供する。価格はAmazon EC2の1インスタンス・1時間当たり3円(税別)。

 利用企業がAmazon EC2で運用しているシステムの稼働状況を監視し、負荷の増減などでインスタンス数が変動した際は、それに応じて監視対象を自動変更する。障害が発生した場合は、対象の仮想マシン上のサービスを自動的に再起動、それでも復旧しない場合は仮想マシンのOSを再起動する。併せて、管理者のメールアドレスに障害が発生した旨のメールを送る。管理者はメールに記載のURLをクリックすれば、詳細な障害レポートのページをすぐに開ける。

 SIOS Coatiによる監視は、Amazon EC2が用意するAPIを通じて実施する。このため、利用企業のシステムにエージェントなどをインストールする必要はない。「簡単な初期設定だけで、パブリッククラウドの運用によるシステム管理負担の増加を軽減できる」(サイオステクノロジー)としている。