ジャストシステムは2017年2月15日、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「“IoT家電”に関する実態調査」の結果を発表した。IoT家電における個人情報の取り扱いについて聞いたところ「個人情報を提供する必要があるIoT家電は無条件で使いたくない」と回答した人が25.4%に上った。

“IoT家電”に関する実態調査
“IoT家電”に関する実態調査
(出所:ジャストシステム)
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 また、「提供する個人情報の種類によってIoT家電の利用を判断したい」は50.9%と過半数を占めた。一方、「IoT家電利用時の個人情報提供はそれほど気にならない」は13.1%、「IoT家電利用時の個人情報提供は気にならない」は4.7%だった。IoT家電は、利便性を高めるために利用状況や位置情報などの個人情報を蓄積・送信する場合がある。

 このほかにも、外出先からスマートフォンでのエアコン操作は4割以上が必要と答えたが、洗濯機の消費電力をスマートフォンで確認できる機能は7割が不要と回答した。さらに、70%超が購入時のセキュリティに関する説明を重要視すると答えた。

 調査期間は2月10~13日で、調査対象は全国の20~69歳の男女2204人。集計結果をまとめた調査結果レポートは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」から無料ダウンロードできる。

調査結果
「Marketing Research Camp」のWebサイト