米フルーク・ネットワークスの日本法人TFFフルーク社は2017年2月14日、最新のメタルLANケーブルの規格「カテゴリー8」(Cat8)の品質測定が可能なテスター「DSX-8000ケーブルアナライザー」を出荷開始した。

写真●フルーク・ネットワークの「DSX-8000ケーブルアナライザー」
写真●フルーク・ネットワークの「DSX-8000ケーブルアナライザー」
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 Cat8は、データセンター向けLANケーブルの規格。データ転送速度25Gビット/秒の25GBASE-Tや40Gビット/秒の40GBASE-Tなどのイーサネットで使う。Cat8の測定規格は、ANSI/TIA-1152-Aとして2016年11月10日に策定されたばかり。従来のCat6Aの測定では最大1GHzの通信テストだったが、Cat8では2GHzの通信テストを行う必要がある。測定にかかる時間は、Cat8は16秒、Cat6Aは8秒。Cat6Aを測定できる従来製品「DSX-5000ケーブルアナライザー」では、Cat6Aの測定に10秒かかっていた。

写真●DSX-8000ケーブルアナライザーの測定画面
写真●DSX-8000ケーブルアナライザーの測定画面
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 価格は195万円~。同時に、DSX-5000でDSX-8000と同等の測定ができるようにするアドオンキットを158万円で販売する。