米Googleは現地時間2017年2月9日、Android版「Chrome」ブラウザーがWebVRを正式サポートしたと発表した。Webサイト上の仮想現実(VR)コンテンツをVRヘッドセットで手軽に楽しめるという。

 GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応したAndroidスマートフォンのChrome上で見たいVRコンテンツを選び、VRヘッドセット「Daydream View」に挿入すれば、没入型VRを簡単に体験できるとしている。

 VRヘッドセットがなくても、スマートフォンやパソコン上でDaydream対応サイトにアクセスし、指やマウスで操作してVRコンテンツを閲覧できる。

 当初対応するVRヘッドセットはDaydream Viewのみだが、数カ月以内に、「Google Cardboard」をはじめ、より多くのVRヘッドセットでVR体験を楽しめるようにする計画という。

 GoogleはWebVRに対応したChromeベータ版を昨年12月に開発者向けにリリースしていた。Chrome以外では、米Mozillaの「Firefox」がNightlyビルドでWebVRに対応し、米Microsoftの「Edge」も実験的にWebVRをサポートしている(米VentureBeat)。

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