リコーは2017年2月9日、レーザー光源を採用した単板DLP方式のプロジェクター「RICOH PJ WUL5670/WXL5670」2機種4モデルを2月23日から発売すると発表した。従来の水銀ランプと比べて環境にやさしく、メンテナンス性が向上し、消耗品のコスト削減も可能。価格はオープン。

RICOH PJ WUL5670/WXL5670
RICOH PJ WUL5670/WXL5670
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 レーザー光源は、電源オン後、数秒で映像投影が可能。寿命は約2万時間。輝度は5200lm。コントラスト比は10万対1。投写画面サイズは30~300型。上下左右360度チルトフリー設計で、プロジェクターを縦に設置して縦長画像を写すポートレート投影や、天井・床・斜めに向けた投影が可能。

 メニュー画面で「色の濃さ」「色彩」「色温度」などを調整可能。手動のダイヤル式レンズシフトを搭載し、本体を動かすことなく投影位置を上下左右に調整できる。防塵設計により、チョークの粉などが舞う教室やほこりの多い店舗などの環境でも使用できる。

 インタフェースはアナログRGB、HDMI/WUL、有線LAN。また、フロントポケット内に無線機能を持つHDMIドングルを収納して、外から見えずに無線LANを使うことができる。本体寸法は幅405×奥行き387×高さ156mm、重さは約11.4kg。

 WUL5670は、解像度WUXGA(1920×1200ドット)に対応する。予想実勢価格(税別)は、1年保証の標準モデルが83万3300円前後、安心3年モデルが86万4100円前後。WXL5670はWXGA(1280×800ドット)に対応。予想実勢価格は、1年保証の標準モデルが60万5300円前後、安心3年モデルが63万6100円前後。

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