朝日放送(ABC)は2017年2月8日、同日開催の取締役会において、2018年4月1日を効力発生日として会社分割の方式により認定放送持株会社体制へ移行することを決議したと発表した。

 2017年4月上旬に分割準備会社として、ABC100%出資の子会社である「朝日放送テレビ分割準備会社」および「朝日放送ラジオ分割準備会社」を設立することも2月8日の取締役会で決議した。

 ABCは今後、2017年5月上旬をメドに、二つの分割準備会社との間で吸収分割契約の締結を予定する。ABCは吸収分割により、テレビ放送事業を「朝日放送テレビ分割準備会社」に、ラジオ放送事業を「朝日放送ラジオ分割準備会社」に承継させる予定。

 ABCは、2018年4月1日付で「朝日放送グループホールディングス」(予定)に商号を変更し、引き続き上場を維持する。今回の吸収分割による認定放送持株会社体制への移行および商号変更については、2017年6月下旬に開催予定のABCの定時株主総会決議による承認と、必要となる所管官公庁の許認可が得られることを条件に実施する。

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