ファミリーマートは2018年2月2日、経済産業省庁舎内にある「ファミリーマート経済産業省店」でICタグ(RFIDタグ)を使った情報共有システムの実証実験を始めると発表した。期間は2月14日から23日まで。経産省職員と用務客に限って利用できる。

 ファミリマート経済産業省店の売り場面積は約146平方メートル。店内にある約3500品目のうち、日用品や飲料、サンドイッチなど55品目にICタグを貼り付ける。

 ICタグはファミリーマートの実験用物流センターが貼り付けるか、もしくはメーカー直送品の場合はメーカーが貼り付ける。出荷時にICタグを読み取り、店舗に配送する。

 同店にはICタグ専用のセルフレジを1台設置する。販売時にICタグを読み取り、販売データを情報共有システムに送る。これにより、販売実績を反映した在庫状況をサプライチェーン全体で素早く共有する仕組みの有効性を検証する。

 ファミリーマートを含むコンビニ各社と経産省は共同で、2017年4月にICタグを普及させるための「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定している。