静岡新聞社と静岡放送は2017年2月1日、NTT西日本およびNTTコミュニケーションズと協力し、「地域密着型情報提供プラットフォーム」の確立を目指して、静岡県に密着した情報提供を軸としたサービスを開始した。静岡新聞社と静岡放送を総称して静岡新聞SBSと呼んでおり、サービスは静岡新聞SBSから提供するという位置付けである。

 地域の新聞社・放送局が、地域に特化したコンテンツポータルと通信回線をセットで提供するモデルとなる。静岡新聞SBSが提供する光回線一体型の地域情報ポータル「@Sひかり」と、静岡新聞SBSが提供するモバイル回線一体型の地域情報「@Sモバイル」を展開する。前者における光回線は、静岡新聞SBSがFVNO(仮想固定通信事業者)として提供する。後者におけるモバイル回線は、静岡新聞SBSがMVNOとして提供する。

 このサービスでは、コンテンツポータルとして、静岡新聞の記事(一部)や静岡放送のニュース動画(一部)、静岡県内の催事やグルメなどの生活情報を届ける。パソコン、スマートフォンなどに加えて、光BOX+を用いてテレビ画面にも対応する。

 静岡新聞の購読者は、このサービスを利用することで、紙面には掲載されていない静岡県内他地域のニュース、朝夕刊ダイジェスト、新聞紙面と連動した動画、速報、防災情報などを簡単に閲覧することが可能になる。さらに、静岡放送のニュース動画(一部)、ラジオを簡単・便利に視聴することができるようになる。

 今後は、コンテンツ配信と回線事業を連携させるだけでなく、静岡県民の安心・安全・快適な生活を支援するための基盤となるべく、地域の様々な分野の企業、自治体などとも協力して、「地域密着型情報提供プラットフォーム」の整備拡充を図る。

[発表資料へ]