一般社団法人の映像配信高度化機構(NexCDi-F、理事長:中村伊知哉慶應大学教授、ホームページ)は、スカパーJSATと共同で、2016年度事業として「映画館での4K有料ライブビューイング」の取り組みを実施する。総務省が行う「高度な映像配信サービス実現に向けた調査研究」の一環として実施する。2017年2月1日に発表された。

 この取り組みでは、東京文化会館で行われるクラシックバレエの公演「ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~」の模様を撮影して、衛星経由で生中継4K映像を各劇場で上演する。

 上映場所は、TOHOシネマズ 日本橋(東京)、TOHOシネマズ 流山おおたかの森(千葉)、TOHOシネマズ 梅田(大阪)。有料イベントとして、チケットを全席指定で、3000円で販売する。

 映像配信高度化機構は2016年5月に設立された。高度映像(4K・8K、高臨場感など)技術や高速大容量の通信ネットワークを活用した高度映像配信サービスの技術的な検証を加速し、世界に先駆けたサービスの開始とその普及・展開を推進することを目的とする。

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