視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは2017年1月31日、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetViewのデータを基に、2016年12月の日本における無料/有料動画アプリの利用状況を発表した。

 それによると、無料動画の利用者数は前年同月から23%増えて3338万人(リーチ56%)、有料動画の利用者数は50%増えて481万人(リーチ8%)となった。

 年代別にみると、無料動画・有料動画共に若くなるにつれてリーチ率が高くなる傾向が見られた。無料動画は50歳以上でも約半数が利用している。有料動画は18から34歳でリーチが10%だった。

 1人当たりの月間利用回数をみると、無料動画は月平均21回だった。有料動画は14回で、その1.5倍多く利用されていた。

 1回当たりの利用時間では、有料動画は平均して25分だった。無料動画の15分よりも10分長かった。

 Nielsen Mobile NetViewは日本全国の8000人の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を基に作成される。実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであり、アプリやWebサイトの利用時間や利用頻度などの利用動向データの提供が可能。利用者属性情報を含むパネル調査であり、属性別の利用状況も把握できる。

 無料動画、有料動画ともに上位5サプリを集計した結果である。無料動画アプリでは、「AbemaTV」「GYAO!」「TVer」「YouTube」「ニコニコ動画」を集計した。有料動画アプリでは、「Amazon Prime Video」「dTV」「Hulu」「Netflix」「U-NEXT」を集計した。

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