LINEは2018年1月31日、金融事業を手掛ける新会社「LINE Financial」を同月10日に設立したと発表した。同社がこれまで提供してきたモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」に続き、金融事業を強化する。

 LINE Payは2017年に全世界での年間取引高が4500億円、登録ユーザー数が4000万人を突破したという。そこでさらに金融サービスを強化するために新会社を設立することにした。

 LINE上で仮想通貨の交換や取引所、ローン、保険といった、様々な金融関連のサービスを提供することを目指す。安全な金融サービスを提供するためにブロックチェーンなどの研究開発を推進するという。この分野に精通した技術者や関連人材も積極的に採用していく。

 LINE Financialの資本金は50億円。LINEの出澤剛 代表取締役社長が代表取締役を兼務する。仮想通貨事業関連に関しては、金融庁への仮想通貨交換業者登録のための手続きを開始しており、現在審査中だとしている。