インターネットイニシアティブ(IIJ)は2017年1月30日、法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス」の仕様を改定し、2月1日から大容量プランを提供開始すると発表した。

 マルチキャリアに対応した高速データ通信サービスで、NTTドコモのLTE/3G網を利用した「タイプD」と、KDDIのau 4G LTE網を利用した「タイプK」を提供する。いずれのプランも高速データ通信量の上限を超えると、通信速度を256kbpsに制限される。

 今回の仕様改定では、月額固定の「定額プランL」では、月額利用料金据え置きで高速データ通信の上限を7GBから10GBに増量。また、月間の高速データ通信量が15GB、20GB、30GBの大容量プランを新たに追加する。

 このほかにも、同一契約内の複数回線でデータ量を分け合う「データシェアオプション」の1回線あたりの高速データ通信量の上限も10GBから15GBに引き上げる。

 利用料金(税別)は、定額プランLの10GBが月額5500円。固定IPアドレスを割り当てるタイプDSの場合は同1万4000円(端末レンタル料含む)。15GB、20GB、30GBは個別見積もり。

 このほかにも、「三段階定額プランL」の3段階目の高速データ通信の上限も7GBから10GBに引き上げる。利用料金は、1段階目が同500円(3MBまで)、2段階目が同2800円(3MB~1GB)、3段階目が同5700円(1GB以上)。

「IIJモバイルサービス」の紹介ページ
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