米IBMは現地時間2017年1月26日、ディープラーニングソフトウエアツール群「IBM PowerAI」でサポートするフレームワークとして、米Googleの「TensorFlow」を追加すると発表した。
PowerAIは主要なディープラーニング用フレームワークをパッケージ化して提供するもの。米NVIDIAの高速接続技術「NVLink」を実装した「IBM POWER8」と「NVIDIA Tesla P100 GPU」を組み合わせた高性能コンピューティング(HPC)サーバー「IBM Power System S822LC for HPC」で動作するよう設計されている。
TensorFlowは、Googleが2015年11月にオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した機械学習ライブラリ。コンピュータビジョンから音声認識やテキスト解析などさまざまなディープラーニングのタスクに関心のある企業の間で採用が拡大しているという。
最新のPowerAIではTensorFlow 0.12をサポートするほか、「CAFFE」「Theano」「Torch」「NVIDIA DIGITS」などのフレームワークを利用できる。Preferred Networksの「Chainer」も新たに追加されている。
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