米アマゾン・ウェブ・サービスは2018年1月25日、クラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」で日本国内唯一の広域データセンター群である東京リージョンに、4番目の「アベイラビリティーゾーン(AZ)」を開設した。

 アベイラビリティーゾーンは、設備やシステムの障害において独立性の高いデータセンター群。従来、アマゾン・ウェブ・サービスは東京リージョンに3つのアベイラビリティーゾーンを設けて運用していたが、そのうち1つはキャパシティーが満杯に近づいて利用制限が掛かっていた。

 今回、4番目のアベイラビリティーゾーンを設けて、東京リージョンのキャパシティーに余裕を持たせた。これに伴い、ユーザーニーズの高い共有ファイルストレージサービス「Amazon Elastic File System(EFS)」の提供が東京リージョンで始まる可能性がある。

 アマゾン・ウェブ・サービスはこのほか2018年内に、ユーザーやサービスを限定した「大阪ローカルリージョン」の開設を予定しており、日本での設備増強を加速させている。