日本ユニシスは2017年1月24日、モバイル決済サービス「支付宝(Alipay)」を、全国のローソン約1万3000店舗で同日付で提供開始したと発表した。支付宝(Alipay)を利用している訪日中国人は、支付宝(Alipay)のモバイルアプリを使ってレジでの支払いができるようになった。

ローソンにおける支付宝(Alipay)の利用イメージ
ローソンにおける支付宝(Alipay)の利用イメージ
(出所:日本ユニシス)
[画像のクリックで拡大表示]

 支付宝(Alipay)とは、中国のアリババグループから生まれたモバイル決済サービス。オンライン決済のほか、スマートフォンアプリとQRコードを用いた店頭レジでの対面決済ができる。現時点のユーザー数は4億5000万人を超える。中国国内で200万以上の加盟店、海外でも70以上の国と地域で10万以上の加盟店で利用できるという。

 今回、ローソンの店舗(1万2921店、2016年12月末現在)で支付宝(Alipay)を使って対面決済できるようにした。スマートフォンアプリに表示させたQRコードをレジのバーコードスキャナーで読み込ませることによって、即時決済できる。これにより、訪日中国人がローソン店舗を利用する際の利便性が高まった。

 日本ユニシスは、2015年12月から支付宝(Alipay)の提供を開始している。これまでに、ヤマダ電機、髙島屋、ドン・キホーテ、成田国際空港など、複数のユーザーにサービスを提供しているという。