シャープは2017年1月20日、ショッピングモールなどの明るい場所でも見やすい表示が可能な高輝度700cd/平方メートルのインフォメーションディスプレイ2機種3モデルを3月下旬から順次発売すると発表した。マルチディスプレイ用の70型「PN-V701」と、ワイヤー吊り下げや水平設置などフレキシブルに設置できる70/60型「PN-R706/PN-R606」で、全モデルともUV2A技術搭載の液晶パネルを採用した。価格はオープン。

 PN-V701は、複数のディスプレイを組み合わせて大画面を構築できる。システム・フレーム幅は4.4mmと細く、ディスプレイの境目が目立ちにくいため、より自然な映像表現が可能。また、ディスプレイ間の輝度ムラを抑える独自技術「SHARP Advanced UCCT」により、均一性の高い表示を可能にした。解像度はフルHD(1920×1080ドット)。輝度は700cd/平方メートル。コントラスト比は4000対1。本体寸法は幅1544×奥行き122×高さ871mm、重さは約37kg。予想実勢価格(税別)は183万円前後。

PN-V701
PN-V701
[画像のクリックで拡大表示]

 PN-R706/PN-R606は、天井からのワイヤー吊り下げや床面などへの水平設置が可能で、空間演出の幅を広げることができるという。Mini OPS規格対応の拡張スロットを備え、さまざまな機能を簡単に追加できる。例えば、ワイヤレスボード「PN-ZB03W」を追加すると、最大4台の機器を同時に接続可能になる。解像度はフルHD、コントラスト比は5000対1。PN-R706は幅1579×奥行き65×高さ918mm、重さ約45kg。PN-R606は幅1352×奥行き60×高さ778mm、重さ約33kg。予想実勢価格は、PN-R706が82万円前後、PN-R606が52万円前後。

PN-R706
PN-R706
[画像のクリックで拡大表示]

 全モデルとも、入力端子はアナログRGB(D-Sub15ピン)が1系統、DVI-Dが1系統、DisplayPortが1系統、HDMIが2系統、コンポーネント映像が1系統。また、出力端子にDisplayPortが1系統、入出力端子に有線LANを1系統備えた。 

シャープのWebサイト]