システムインテグレータやリセラーといったIT業界のパートナー企業に製品ベンダーや通信サービス事業者などについての評価を尋ねる「パートナー満足度調査」は今回が20回目。「PCサーバー」などのハードウエア製品と「データベースソフト」などのソフトウエア製品、「ネットワークサービス」などの合計18部門で満足度を調べた。
18部門の1位獲得企業は表の通りである。大手ITベンダーでは前回の調査に引き続き、NECと富士通の強さが目立った。
PCサーバー | 富士通 |
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エンタープライズサーバー | NEC |
法人向けデスクトップPC | NEC |
法人向けノートPC | NEC |
ストレージ | NEC |
ネットワーク機器 | NEC |
ネットワークサービス | 富士通 |
仮想化ソフト | NEC |
データベースソフト | 富士通 |
統合運用管理ソフト(クライアント系) | Sky |
統合運用管理ソフト(サーバー/ ネットワーク系) | 日立製作所 |
ERP パッケージ | NEC |
情報分析・意思決定支援ソフト | ウイングアーク1st |
グループウエア | ネオジャパン |
セキュリティ対策製品 | キヤノンITソリューションズ |
ビデオ/ 音声会議システム製品 | 日本マイクロソフト |
クラウド基盤サービス(IaaS、PaaS) | アマゾン ウェブ サービス |
AI/IoT 基盤システム製品 | 富士通 |
「AI/IoT基盤」など3部門を新設
「AI/IoT基盤システム製品」「クラウド基盤サービス(IaaS、PaaS)」「ビデオ/音声会議システム製品」の3部門を新設した。様々な業種の企業が本業の強化やビジネスモデルの刷新を狙ってデジタル変革にまい進する現在、関連サービスの売り手であるパートナーは人工知能(AI)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)に対する関心を高めているからだ。
クラウドサービスは企業の業務システム基盤として定着してきた。場所を問わずに打ち合わせや情報共有ができるビデオ/音声会議システムは、労働生産性の向上など働き方改革の機運に乗じて引き合いが増えている。