NTTドコモは2018年1月19日、東京都中央区の生鮮コンビニ「miniピアゴ入船1丁目店」において、賞味期限や消費期限が近くなった商品を購入した消費者にdポイントや楽天Edyのポイントを付与する仕組みである「EcoBuy」の実証実験を始めた。食品の廃棄量を減らすのが狙い。2018年2月28日まで実施する。

 説明会ではminiピアゴを運営する99イチバの伊藤輝志社長が登壇。「EcoBuyによって食品の廃棄量を半減したい」と意気込みを話した。

99イチバの伊藤輝志社長
99イチバの伊藤輝志社長
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 専用のスマートフォンアプリを利用する。利用にはdアカウントかTwitterアカウント、Facebookアカウントのいずれかが必要。同店で買い物をした後にレシートを撮影するとアプリに対象商品が表示される。次に、商品に記載のある賞味期限や消費期限を撮影するとポイントを申請できる。

 申請内容の審査を経て、商品定価の20%相当のポイントが付与される。申請者は賞味期限や消費期限が近い商品を購入しているため、アプリは賞味期限や消費期限が近づくとアラートを上げる機能もある。

 EcoBuyは東京都環境局資源循環推進部計画課が公募した「持続可能な資源利用に向けたモデル事業」に採択されている。東京都は採択事業1件につき1500万円を上限に助成金を交付している。

EcoBuyの利用イメージ
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(出所:NTTドコモ)
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